FANDOM


Lyrics


今日も朝から路上で
僕の仕事は靴磨き
酒で狂った父親に
貢ぐため

神様は皆平等に
動く心臓をくれたけど
それ以外 何一つ
僕にくれなかった

一人目の客は鶏頭
二人目の客は猫頭
「ちゃんと拭けよ」と唾を吐いて
怒鳴られて

ってかさっきから横に誰か居て
ずっと僕を見詰めている?
見上げたら強引に
話し掛けられた

『あなたが手に持ってる
 その黒いのは何?』
『五月蝿い邪魔だよ
 あっちへ行けよ
 馬鹿にしてんなら帰れよ』

其奴は俯いて
不貞腐れたような顔して
『これでお代になるかしら』って
お守りを差し出した

汚れちゃった魂の
殴られて傷だらけの
こんな僕に今更
何か用ですか神様
お守りを差し出して
彼奴が笑ったその顔は
教会で見た聖母様の
絵みたいだった!

「世界はじきに終わるのだ
 望むと望まざるに関わらず」
襤褸絹みたいな爺さんが
叫んでる

気付けば横に彼奴が居て
色んな事を話し合って
それだけが少しだけ
僕は嬉しかった

ああ今日も朝から路上で
望んでなどいない靴磨き
いつしかそんな毎日は
変わってく

だんだん少なくなってきて
ついに彼奴は来なくなった
解ってる 話すのを
きっと止められたんだろ

『あなたが心に持ってる
 その黒いのは何?』
『これはもうずっと消えないんだ
 どんなに泣いても喚いても』

彼奴のようにもっと
愛されたなら僕もきっと
人に優しくできるような
人間になれたかな

汚れちゃった魂で
殴られて傷だらけで
それでも愛されたいよって
口に出すことも出来ずに

本当はもう分かっていた
嫌いになれない父親も
産まれた時はきっと皆
天使みたいだった!

幸福な夢を見た
夢の中で彼奴と二人
手を繋いでゆっくり歩いた
横を見れば満面の笑みで

目が覚めて泣いてしまった
薄汚いベッドの上で
見てはいけない夢だったんだ
もう二度と叶わないのだから
ああ 何故
出会ってしまったんだ

その日は特に酷かった
どうせまた賭け事で負けたんだ
酔い散らかして当り散らす
父親

ふっと目に入った
僕の首から下げたお守り
「金に変えてくるから寄越せ」と
乱暴に手を伸ばす

汚れちゃった魂の
殴られて傷だらけの
こんな僕に産まれた
意味があるとでも言うなら

ぼこぼこに殴られて
血反吐を吐いて横たわって
こんな毎日に何か意味が
あると言うなら

ああ 骨が砕ける音がして
意識はもう曖昧で
それでも固く握った右手
絶対に離すものか!

痺れを切らした父親が
「そのまま死ねよ」と出て行った
折れた指の隙間から
光ったお守り
産まれて初めて勝ち取った
僕の宝物だ

Ad blocker interference detected!


Wikia is a free-to-use site that makes money from advertising. We have a modified experience for viewers using ad blockers

Wikia is not accessible if you’ve made further modifications. Remove the custom ad blocker rule(s) and the page will load as expected.